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2024.03.12

働く人のウェルビーイング 仕事とプライベート どちらも仕事満足度向上には重要

■ポイント
・仕事の裁量度が低く、睡眠の質が低い人ほど、5年後の仕事満足度が低かった。
・ワークライフバランス※1が悪化した場合や悪い状態が持続する場合に満足度が低かった。
・仕事満足度は職場環境やライフワークバランスを整えることで改善する可能性がある。

■概要
 富山大学医学部医学科5年生の西岡龍一朗と富山大学学術研究部医学系 疫学・健康政策学講座の立瀬剛志助教、関根道和教授らの研究グループは、日本の地方公務員を対象に仕事満足の背景要因を明らかにするために、2014 年から 2019 年までの5年間の追跡研究を行いました。
 追跡研究を行った結果、5年後の仕事不満足の要因は、男女ともに仕事の裁量度が低い場合や睡眠の質が低い場合、仕事中心のライフスタイルにより日常生活に支障が出ていることが関連しました。男女の違いとしては、男性では仕事の生産性と高い仕事の要求度が、女性では長時間労働と仕事のサポートの低さが仕事不満足と関連していました。
 論文は米医学誌 Journal of Occupational and Environmental Medicine に 2024 年 2 月27 日に掲載されました。

【本発表資料のお問い合わせ先】
 富山大学学術研究部医学系 疫学・健康政策学講座  
 助教 立瀬 剛志
 教授 関根 道和
 TEL : 076-434-7273(直通)  090-9144-2740(携帯)
 Email : tatsuse@med.u-toyama.ac.jp
                

 ■詳細はこちらをご覧下さい 
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