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2024.08.20

妊娠中の母親の発酵食品の摂取と子どもの3 歳時点における神経発達の関連:エコチル調査

■ポイント
 富山大学学術研究部医学系 小児科学講座の平井宏子 医師(現 富山赤十字病院小児科医員)らのグループは、「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」のデータを用いて、妊娠中の母親の発酵食品(味噌、納豆、ヨーグルト、チーズ)の摂取量と、生まれた子どもの 3 歳時点の神経発達の関連を調べました。その結果、チーズの摂取量が多い母親から出生した子どもは、3 歳時点での神経発達の遅れが少なくなることが示されました。味噌とヨーグルトでは、部分的に同様の関連がみられましたが、納豆では発達の遅れとの関連はみられませんでした。この研究は、60,910 組の母親と子どもを対象とした大規模調査による結果です。

 本研究成果は、米国科学専門誌「PLOS ONE」に 2024 年 6 月 21 日付でオンライン掲載されました。
 https://doi.org/10.1371/journal.pone.0305535

【本発表資料のお問い合わせ先】
  富山大学学術研究部医学系 小児科学講座
  TEL : 076-434-2281(富山大学杉谷キャンパス代表)
  ※お電話がつながりましたら、小児科学講座をお呼び出し下さい。
  Email : pediatr@med.u-toyama.ac.jp
  ウェブサイト : http://www.med.u-toyama.ac.jp/eco-tuc/
                

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【Press Release】
妊娠中の母親の発酵食品の摂取と子どもの3 歳時点における神経発達の関連:エコチル調査

                

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