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女性医師支援

女性医師支援について

女性医師支援室 副室長
病児保育室長・スマイル保育園 園医
足立 陽子

『子供たちの健康と無邪気な笑顔が何よりの喜び』と日夜診療に当たる小児科は昔から女性医師の占める割合が多い科です。 それは無論小児科の勤務が女性医師にとって容易にこなせるからということでは決してありません。 むしろ、激務の毎日が続くことが少なくないのですが、小児科医たちは皆、子供たちの笑顔のためには健全な家庭が必要であることを承知しているので、 子育て中の女性医師に対してもその母性を守るべくいろいろな配慮が行われてきたからといえます。 それぞれのライフステージに合った勤務形態を提供することで女性医師が少しでも小児科診療に関わることができる環境を整備するために、 小児科内だけでなく当大学では女性医師支援室をはじめとして大学全体で特に周産期医療に関わる女性医師の支援を行っています。

女性医師支援室は、総合的周産期医療人育成プログラムの一環として勤務継続支援(出産後勤務復帰した女性医師に対する短時間勤務・当直免除・残業免除など柔軟な勤務制度を導入)、 育児支援(生後2ヶ月より利用可能な附属病院保育所;スマイルキッズ、病児保育室;たんぽぽルーム、夏休み期間などの学童保育の援助や、 学会やセミナー参加時の乳幼児保育の援助を行うためのベビーシッタープーリングシステム)、 さらに復帰支援(各地で開催される種々のセミナー、研修会に女性医師が積極的に参加支援など)を行っています。 女性医師が復帰しやすい環境を整備することで、男性医師を含めた職場全体の労働環境を改善することを目標として活動していますので、是非私たちと一緒に小児科で働きましょう。

おまけ
折しもこの原稿を書いている時、医局では医学部5年生を対象とした医局説明会が行われていました。 産後2か月から子育てをしながらNICUに勤務しているお母さん小児科医がその勤務状況を話している間、 現在6か月になる赤ちゃんを同僚医師が歌ったり体を揺すったりして懸命に子守りをしましたが、その子は不安気にずっと小さな声で愚図っていました。 ふと思いついて側にあった母親のコートで包んで抱くとぴたりと泣き止み表情も安心したように穏やかになりました。 赤ちゃんの持つ神秘の力と、確かな母子の絆を感じた瞬間でした。
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