当科の見学について
富山大学第三内科(消化器内科)の臨床見学を随時受け付けています。富山大学の消化器内科はどんな強みがあるのか、どのような診療を行っているのかなど実際の現場を見に来てください。
地元が富山の医学生、富山とは縁もゆかりもない学生さんや研修医・専攻医、外国人医師まで見学に来ています。
検査や治療の見学だけでなく、病棟業務やカンファレンスにも参加してください。多くの当科医局員と話しをして、実際の雰囲気を感じ取ってもらえればと思います。
また見学者は学生や当科を考えている医師に限定せず、現在ご活躍中の先生、看護師や臨床工学技士などのメディカルスタッフの方まで幅広くお問合せ下さい。
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月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | 内視鏡検査 EUS-FNA |
各種内視鏡治療 EUS-FNA |
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午後 | EUS-FNA, ERCP 血管造影 |
小腸内視鏡 ESD |
ESD |
小腸内視鏡 ERCP・ESD ラジオ波 |
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カンファレンス | 消化管Cancer Board | 症例検討会 肝胆膵Cancer Board |
総合カンファ |
【EUS・ERCP】
EUS, EUS-FNAは午前中に約10件程度行っています。現在2室で並行して行っています。
ERCPでは総胆管結石の治療だけでなく、胆管・膵管鏡を用いた診断、悪性胆道狭窄に対するステント治療、
EHLやHGSといった高度な胆道治療も行っています。
【早期癌ESD・EMR】
毎週2~3件のESDを行っています。食道・胃・大腸のESDと、食道・十二指腸のEMRを主に行っています。
当科の特徴はとして、
①食道:全例全麻下でSBナイフを用いた独自ESD
②大腸:ほぼ全例にS-Oクリップを用いたESD
③胃:治療困難部位に対するトラクション
を行っています。
【バルーン内視鏡・カプセル】
小腸バルーン内視鏡検査は、週2で2~4件の予定検査を行っています。
最近では再建腸管に対するERCPもバルーン内視鏡を使う機会が増えています。
カプセル内視鏡検査は北陸で最大件数の経験を有しています。当院はカプセル内視鏡指導施設として、認定医・読影支援技師の養成に力を入れています。
カプセル内視鏡導入前にはぜひ当院の見学をお勧めします。
肝臓精密エコーは月・水の午前中に行っています。肝癌の治療では、TACEを主に月曜の午後に行い、
RFAを木曜日の午後に行っています。
急性肝炎・劇症肝炎の治療、胆道閉塞・感染症のエコーガイド下ドレナージなど緊急処置も随時施行しています。
当グループでは、常時10-15人の入院患者を担当しています。腫瘍内科というと、デスクワークが多い印象をもたれる方も多いと思います。しかし、特に消化器がんに関しては、内視鏡診断、内視鏡を用いた薬物療法の効果判定の他、吐血・下血の内視鏡処置、消化管閉塞・閉塞性黄疸に対する処置・ステント留置術など、緊急処置が多い事もその特徴です。これらの緊急の処置もグループで対応する事を基本としています。
忙しい毎日ですが、がんの診断から緩和治療まで責任を持ち担当できる医師となることを心がけ、その中から生まれる臨床的疑問を元に、臨床研究や基礎研究を行っています。
是非、このような消化器腫瘍内科の日常を知っていただければと思います。
〒930-0194
富山県富山市杉谷2630番地
富山大学医学部第三内科
TEL 076-434-7301
北陸自動車道
富山西 IC 下車
附属病院看板を目印に約5分
・新幹線富山駅から タクシー利用:25分
・富山空港から タクシー利用:20分