研修日誌

研修日誌・関連病院報告

静岡県立静岡がんセンター (国内留学)
島田 清太郎 先生
shimada

 静岡県立静岡がんセンターの内視鏡科レジデントの1年目です。静がんの内視鏡科には上部・下部消化管と胆膵の3つのグループがあり、そちらをローテーションして朝から晩まで検査・治療に携わり研鑽を積んでいます。こちらに来ると今まで体験できない信じられないことを多く経験できます。その中で小野先生と大阪国際がんセンターの上堂先生の前でESD前の精査内視鏡を行なったことが一番印象に残っています。また、小野先生は実はシャイであることなどカメラの向こう側で活躍されていた先生方の意外な一面を知ることができます。毎日課題をみつけてそれに向かい合うことや依頼原稿や論文執筆の業務を日本トップレベルの施設で行うことで、自分たちの世代の内視鏡診断・治療のトップランナーになれることは間違いありません。その代償に自分の時間はゼロいやマイナスくらいになります。その覚悟があれば内視鏡検査・治療に携わる仲間として一緒に働けることを楽しみにしていますので、よろしくお願いします。


東京大学医科学研究所 (国内留学)
長田 巧平 先生
nagata

 医科研の研究生活はどうかというと、控えめに言っても非常に厳しい環境であります。背景知識がない状態のため、研究者にとって常識となるような事が全く分かっておらず試行錯誤の毎日です。当初は研究を開始するというスタート地点にすらたつことができませんでしたが、夏になり徐々に研究を始めることが出来ました。vivoはある蛋白を発現する遺伝子がStem cell由来の癌化を来すのではないかという研究をしています。Vitroでは、癌細胞と、iPS細胞で知られている初期化4因子とを組み合わせた研究を行っています。両研究共に、現時点では結果は出ておらず今後どうなるのか全くわかりません。今後具体的な結果報告ができるよう頑張ります。また、診療技術を維持するために、千曲総合病院で内視鏡診療も行っています(写真)。


兵庫医科大学 炎症性腸疾患内科 (国内留学)
高嶋 祐介 先生
takashima

2020年4月より兵庫医科大学炎症性腸疾患センター 内科に国内留学させていただいております卒後9年目の高嶋です。兵庫医科大学病院は、炎症性腸疾患内科と炎症性腸疾患外科がそれぞれ独立して存在しており、関西だけにとどまらず、日本中からIBDの患者さんが集まってきております。IBD内科としては、外来・入院合わせ年間約2500人ほどの患者さんが来院されます。私は現在、チームで10人前後の入院患者さんを担当させていただき、日々診療にあたっています。月曜日は、小腸造影検査、火曜日、金曜日は、内視鏡検査を主に担当しております。毎週月曜日に内科カンファレンス及び外科との合同カンファレンスがあります。経過や内視鏡所見を説明し、早い時には、翌日に緊急手術をお願いすることもありました。
臨床研究としては、家族性地中海熱の原因であるMEFV遺伝子が関与して発症すると考えられているMEFV関連腸炎に関して、症例の集積及びデータ分析を行っています。また、潰瘍性大腸炎にウステキヌマブを投与した症例のデータ解析や簡易キットによるインフリキシマブやアダリムマブのトラフ値の濃度測定などを行っております。 兵庫医科大学は国内留学を数多受け入れてきた歴史もあり、楽しみながら充実した日々を過ごしております。このような素晴らしい環境での国内留学の機会を設けて頂き、安田教授、南條先生をはじめ富山大学及び兵庫医科大学の先生方に心より感謝申し上げます。引き続き富山の医療に少しでも貢献していけるように研鑽を重ねていきたいと思います。


虎の門病院 肝臓内科 (国内留学)
村石 望 先生
muraishi

今年度より虎の門病院肝臓内科にて研修させていただいております、村石望と申します。 虎の門病院肝臓内科では全国から学びに来ておられる優秀な先生方や秀才揃いのレジデントとともに日々、研鑽を積んでおります。 肝細胞癌などの肝疾患に対する治療戦略も 当院の外科をはじめ、他科の協力も得やすく、 挑戦的、先進的なアプローチで治療を行っており、他院では学べないことが多いです。やはりTACEなどのカテーテル手技や手法、治療戦略についての考え方には驚かされるところが多々あり、非常に面白いです。 虎の門病院の周囲には虎の門ヒルズなども聳え、お洒落な雰囲気があります。美味しいグルメ巡りもできますので、 コロナが収束した折に、都心にお越しの際にはぜひお声掛けください。


新潟県厚生連糸魚川総合病院 (関連病院研修)
中山 優吏佳 先生
nakayama

 2019年10月に糸魚川総合病院に赴任してから約1年が経過し、毎日充実した日々を過ごしております。当院は2020年2月に膵臓・胆道サテライトセンターが開設され、市外からの紹介もあり、検査数は増加傾向にあります。富山大学附属病院からは安田一朗教授に来ていただき、超音波内視鏡検査やERCPだけでなくEUS-HGSなどの処置も行なっております。当院の魅力はcommonな疾患から稀な疾患まで、様々な疾患を経験できることです。常勤の医師が少なく、すぐに専門科に相談できないこともありますが、他院から来られている先生方にご協力いただいているため、消化器内科だけでなく血液疾患の化学療法など、幅広い症例を主治医として経験することができています。また内視鏡スタッフをはじめとした看護師、薬剤師などそれぞれのメディカルスタッフの垣根を超えて気軽に相談しやすく、チームとしての連携が取りやすい点も魅力の一つだと思います。 糸魚川はショッピングモールやチェーン店などの飲食店はほとんどなく、不便に感じるところもありますが、病院から徒歩数分で綺麗な海岸に出ることができ、近くに山や温泉もあります。このような自然豊かな環境で畑仕事を生きがいにされている高齢者が多く、90代でも元気に一人暮らしをしている方も見受けられます。糸魚川総合病院は糸魚川で唯一の総合病院であり、このような方がたくさん受診されます。治療方針を決定する際に、超高齢者という年齢だけでなく、ADLや生活環境、一緒に暮らしている家族がサポートできるかどうかなど様々な要因をより一層考慮した上で一緒に相談していく必要があり、いろんな角度から患者を診ることの大切さを学ぶことができました。


新潟県厚生連上越総合病院 (関連病院研修)
徳永 麻美 先生 
mami

 当院消化器内科は富山大学と新潟大学からの混合チームとなっておりますが、医局の違いなど分け隔てなく和気藹々とした良い雰囲気の職場環境です。佐藤知巳先生は副院長でもありますが、とても気さくに話してくださいます。難しいERCPの時に助けていただいたりしています。合志先生は、事務的業務まで細やかに指導してくださる先生です。そして同門の鈴木庸弘先生は、患者さん・看護師・研修医と誰からも好かれる、どんなに忙しくても優しく相談にのってくださる人格者です。私は窮地に陥っているところを何度も助けていただいています。また、先生が付いてくださる時の手技の安心感は凄いです。初めての外病院勤務であり、多くの手技が初めてになるわけですが、惜しみなくチャンスを下さる先生方の指導のもと、果たしてきちんと成長できているか不安になりつつも日々挑戦させていただいております。今後ともご指導宜しくお願い致します。 病院の近くには飲食店だけでなく、イオン、家電量販店、ドラッグストアなどが充実しており、これ以上ないほど整った生活環境です。とても過ごしやすいなぁと感じております。今は上越総合病院で働く機会を得られて良かったと思っています。


愛知県がんセンター 薬物療法部 (国内留学)
松原 裕樹  先生
bara

 現在、愛知県がんセンター薬物療法部という部署に所属しております。対象疾患は呼吸器・造血器以外の全てですが、消化器癌が最も多く、頭頸部、原発不明、肉腫など様々です。病棟管理を中心に化学療法のマネージメントや、治験・臨床研究の仕組みを勉強しています。JCOGやGI-SCREENなどの会議に参加する機会も頂き、発展著しい時代に遅れを取らぬよう日々必死に生きております。昨今、臨床研究法や乱立しすぎた治験・臨床試験の影響もあり、昔に比べると治験・臨床試験の計画が難しくなってきたと言われています。本当に意味のある試験・実現可能な試験は何なのか、試験に必要な資金を得るには何が必要かなど、知見が大分広がりました。まだまだ後ろ向き研究から取り組んでいる段階ですが、成果を早く形にしていけるよう今後も精進して行きたいと思います。



高岡市民病院 (関連病院研修)
村山 愛子 先生 
aiko

4月から高岡市民病院で勤務しております、4年目の村山愛子と申します。 当院は高岡医療圏の急性期医療を担う地域中核病院であり、また感染指定病院でもあります。最近問題となっている新型コロナウイルスの対応のため発熱外来が設置され、各科で分担して診療しており、いつも以上に感染予防に努め緊張感のある日々を送っています。 消化器内科は、現在伊藤先生・中谷先生・大澤先生・蓮本先生・私の5人体制です。伊藤先生はERCPや肝臓関連の疾患について統括してくださり、最近は副院長・感染対策委員会としての仕事もありお忙しいですが、いつもエネルギッシュに仕事されています。中谷先生はIBDの症例・ESD・化学療法など幅広く診療されており、相談するといつも的確にご指導いただき、初めて自分でESDを完遂した時にはアイスを買ってお祝いしてくださいました。大澤先生はNST・緩和ケアなど様々な分野に携わっておられ、仏のように優しくついつい頼ってしまい申し訳ないなと思いながらも、いつも相談に乗ってくださいます。大学からは藤浪先生・南條先生・荒木先生が外勤に来てくださり、特に藤浪先生にはESDの症例を多数ご相談させていただいています。 まだまだ未熟者で分からないこと・できないことも多く落ち込む時もありますが、どの先生方も親身になって相談に乗ってくださり、熱心にご指導してくださいます。




関連病院紹介

厚生連高岡病院 消化器内科
塚田 健一郎 先生
tsuka

自分は厚生連に戻りかれこれ6年くらい経ちました。一箇所の病院に留まっている最長記録です。まあ、今後のことは分かりませんが。 厚生連の消化器内科について現状常勤は7人です。3月までおられた中嶋先生と村石先生が異動され、新しく木田先生と重田先生が赴任されました。村石先生は東京に行くことになり、色々心配はつきませんが、まあ彼ならばどこででも上手く生きているのではないかと思います。 その新しく赴任された2人の先生のおかげで、現在胆膵の検査・処置(ERCP・ステントなど)や、EUS-FNAの件数が爆上がりとなっています。特に木田先生の技術は凄いですし、その技術に刺激を受けて重田先生には良い勉強になっているのではないかと思います。自分はといえば、小川先生が県中に異動されたため、それまで小川先生が担っておられた化学療法を主体に行う事になり、てんやわんやな日々を送っています。相変わらず分からないことが多いので、聞きまくっている次第です(すみません・・)。特に今年の4月からは内視鏡を触ることすら相当少なくなってしまい、毎回救急で吐血やら下血やらの緊急内視鏡が出来るのだろうかと心配している今日この頃です。


富山赤十字病院 消化器内科
小林 才人 先生
saito

富山大学附属病院から富山赤十字病院に赴任して5か月ほど経ちました。横田先生、圓谷朗雄先生が赤十字病院より異動となり、小林と圓谷俊貴先生が新しく赴任しました。 赤十字病院消化器内科は各部門専門家の先生が揃われており、症例で困ることはほとんどありません。ERCPなどは岡田先生、肝臓疾患や胆道系の刺しもの手技は時光先生、大腸カメラや早期胃癌(ESD)などは品川先生、悪性腫瘍の化学療法に関しては植田先生に相談し、対応しています。圓谷俊貴先生とは大学時代から一緒のチームの期間も長かったので仲良く楽しく過ごせています。日々お互いの入院患者について相談しあっています。 赤十字病院の輪番当直は月に2-3回で、輪番日は負担が大きくほとんど眠れませんが、輪番帯に入った入院患者を翌日割り振る制度が導入されており、輪番当直医の負担が分散される仕組みができています。また、休日の入院患者回診も消化器チームで当番制にしており、フリーな休日も取れるため、働きやすくなっております。以上簡単ですが富山赤十字病院の紹介でした。


南砺市民病院 消化器内科
河合 健吾 先生
kengo

今年の夏の猛暑(最高36~37度台の日)のある日、愚かにも(ゴルフで)ほぼ半日屋外に出ていた時がありました。水分補給はこまめに行なっていたつもりなのですが、さすがにその後丸一日体調不良となりました。今思えば単なる熱中症だったと思うのですが、それでもその時分は県内のコロナウイルス感染者が再び増加しつつある状況でもあり、ひょっとして自分も感染したかとか、そういえば昨晩のあのおかずがあんまりおいしくなかったかなとか、もし感染して死んだら家族や病院にすごく迷惑をかけてしまうなとか、普段は心配しないような余計なことばかり考えてしまいました。これまでのように遊びも仕事も特に感染症を気にしなくてよかった時代がいかに貴重であったかを思い知らされました。 当院の内視鏡部のコロナウイルス感染症対策としては、内視鏡学会が提唱するガイドライン遵守を基本として、各検査室にエアフィルターの設置、すべての上部消化管内視鏡施行例において咳嗽時の飛沫拡散予防目的に口まわりをしめった2-4つ折りガーゼで被覆すること、ERCP/下部消化管内視鏡検査時のシューカバー装着、患者入替え毎のできる範囲でのアルコール消毒などを行なっています。これらのことで一体どのくらいの効果が見込めるかは定かではありませんが、今後も我々医療従事者や患者さんたちが少しでも安心して検査・治療に当たれるような環境作りに関して努力していきたいと思います。