研修日誌

研修日誌・関連病院報告

厚生連高岡病院 (関連病院研修)
【2023年】髙橋 直希 先生
taba

当院は三次救急医療機関、地域がん診療連携拠点病院などの機能があり、救急での高リスク症例や診断に難渋した症例を担当させていただくこともあります。 当院は富山大学からの5人(國谷先生、塚田先生、澤﨑先生、荒木先生、髙橋)と金沢大学から2人(寺田院長、林先生)の消化器内科7人体制で診療をしています。 院長の寺田先生は院長とは思えない件数の胃カメラや大腸カメラをしてくださり、國谷先生は主に肝臓、肝炎ウイルス拾い上げの院内呼びかけ等をしてくださっています。 塚田先生には膨大な化学療法症例を担当してくださっています。澤﨑先生にはIBD等消化器疾患について幅広く相談させていただいています。 荒木先生は高度な胆膵処置をしてくださり当院で完結する胆膵処置が多く感動しています。林先生には専門医試験情報を教えていただいたりしています。 また月3回藤浪先生に来ていただき、ESDの御指導もいただいております。当院では消化器科として診療をしているため6年目以降は一般内科症例を見ることは比較的少なく、消化器診療に集中することができます。


新潟県厚生連上越総合病院 (関連病院研修)
【2023年】荻野 万里 先生
万里

当院は自分が初期研修で過ごした病院でもあり、4 年ぶりの赴任ではありましたが緊張よりも懐かしい気持ちでした。消化器内科の先生方も当時と変わっておらず、すぐに仕事に 馴染むことができ、忙しくも充実した毎日を送っております。当院の消化器内科は新潟大学とのハイブリット体制であり、富山大学は鈴木先生と自分の2 人だけですが、出身医 局に関係無く和気藹々とした雰囲気で仕事を行っています。早く独り立ちしなければと思いつつも、特に同門の鈴木先生には日々些細な相談から処置におけるまでつい頼り すぎてしまっています。7 月には安田教授にもご講演に来ていただき、医局を超えて上越・糸魚川地域の消化器内科医と交流する場もあり、非常に刺激となりました。新潟とい う地でも症例の相談や治療の依頼で同門の先生方には大変お世話になっております。 今後ともご指導、ご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。


高岡市民病院 
【2023年】後藤 柚乃 先生(関連病院研修)
ゆの

卒後5年の後藤 柚乃です。2023年4月からは、高岡市民病院で後期研修をしています。 伊藤先生をはじめ、中谷先生、大澤先生、蓮本先生から指導を受けながら、毎日楽しく研修をしています。 先生方は一般内科・救急だけではなく、内視鏡医としてERCPやESDなど幅広くこなされますので、私にとって憧れの存在です。 また、医局は開放的で他科の先生にも相談しやすく、内科医としてもとても勉強になる環境です。 また、当院には今年度着任された渡辺憲治教授が定期的に外来と内視鏡に来てくださっています。 業務の合間を見ては、渡辺先生の大腸内視鏡をこっそりと見学しております。 後期研修も2年が過ぎ、J-osler にも終わりが見えてきました(試験はまだこれからです)。 これからも消化器内科医となるべく、日々努力していきたいと思います。


新潟県厚生連上越総合病院 (関連病院研修)
【2022年】田畑 和久 先生
taba

 2022 年4月に上越総合病院に赴任してから、毎日充実した日々を過ごしています。当院消化器内科は富山大学、新潟大学の混合医局となっていますが、医局の垣根を越え、とても連携の取れた働きやすい環境で研修させていただいています。消化器内科として初めての市中病院勤務であり、なれないことも多々あり、様々な方々に助けていただきながら、素晴らしい先生方の指導の元、多くの症例、手技を経験させていただいています。 同門の鈴木庸弘先生はESDを始めとした内視鏡治療、また一般消化器疾患に関しても見識が深く、いつもご指導いただき、処置時には優しく見守っていただき、とても心強く感じています。
 未熟ながらも徐々に自分にも可能な処置、医療の幅が広がっていることを感じています。それは当院の先生方、そして富山大学第三内科という医局のおかげであると日々感謝しています。富山大学第三内科に恩返しできるよう、日々精進して参ります。


済生会富山病院 (関連病院研修)
【2022年】渡邊 かすみ先生
taba

 今年度は、菓子井先生、芳尾先生、高橋先生と渡邊で診療を行っています。同期と一緒は働きにくい?と聞かれますが、何にでも挑戦的な高橋先生に刺激され、良い影響ばかり受けているように思います。若手の意思や方針を尊重して見守り、困ればすかさず手を貸してくださる上級医あってのことです。また、休日当番制を導入するなど、少ないメンバーなりに働き方改革を行い、さらに働きやすい環境となりました。院内保育所も開設され、現在支払っている保育料を考えると第2子は絶対に入れたいです。大学から指導に来てくださる先生方をはじめ、本当に多くの御協力をいただいて日々の診療が行えていることをこの場をお借りして感謝申し上げます。今度とも宜しくお願い致します。


富山赤十字病院 (関連病院研修)
【2022年】荻野 万里 先生
taba

 4月に赴任してから早くも半年が過ぎ、執筆にあたり時の流れの速さを痛感しています。富山赤十字病院は地域医療支援病院、二次救急指定病院など様々な役割を担っており、救急外来から一般内科、発熱外来やCOVID19 診療まで、内科医として幅広い疾患の対応に頭を悩ませながら日々奔走しております。消化器内科としての業務も、検診から癌治療まで多岐に渡り、各分野のスペシャリストの先生方がいらっしゃるため、胆膵処置や肝疾患は岡田先生や時光先生、内視鏡治療は品川先生と症例に応じて何でも親身に相談に乗っていただけます。また、週に1回大学から安田先生、植田先生に来ていただけるため、胆膵内視鏡や癌治療についても手厚く指導いただき(相談事が多すぎて先生方を毎週出待ちしています)、非常に恵まれた環境です。また、個人的に大学の先生方に治療方針などの相談をする機会も多く、同門の先生方には本当にお世話になっております。
 若手は同じ医局であり、小林先生からは日常診療の些細な相談から富山赤十字病院で働く上でのいろはまで様々教えていただき、同じく4 月から赴任した中山先生からは強い刺激を受けながら毎日過ごしております。10 月からは小林先生が異動となり、後藤先生の赴任も決まり、改めてフレッシュな気持ちで共に切磋琢磨しながら診療に望めたらと考えております。第8 波に怯えておりますが、飲み込まれないようにしながら、消化器内科医としてもさらに研鑽を積めたらと考えております。引き続きよろしくお願い申し上げます。


新潟県厚生連糸魚川総合病院 (関連病院研修)
【2021年】横田 朋学 先生
yoko yoko

金曜日は安田先生の指導のもと、内視鏡を頑張っています。内視鏡室・放射線メンバー毎日力を合わせて頑張ってます。



富山赤十字病院 (関連病院研修)
【2021年】徳永 麻美 先生

今年の4月から富山赤十字病院で勤務させていただいています。新潟県から2年ぶりに戻ってきたこともあり、環境の変化に戸惑うこともありましたが、だんだんと慣れてまいりました。当院は富山駅前にあるという立地条件から、毎日多くの患者さんが来院され、忙しい日々を送っています。前赴任地と大きく異なるのは輪番当直で、救急車・ウォークインの件数です。富山赤十字病院には研修医時代に5ヶ月だけですがたすきがけで研修していたこともあり、予想はしていましたが、なかなかタフな業務です。消化器疾患以外の内科症例も経験させていただく機会が多く、大変勉強になっています。
半年経ち慣れてはきましたが、まだまだ未熟な点が多く周りの先生方や医療スタッフの方々に支えられて何とか無事に働いています。いつもありがとうございます。今後ともご指導よろしくお願いいたします。


済生会富山病院 
【2021年】渡邊 かすみ 先生(関連病院研修)
kasumi

済生会富山病院での勤務を始めて、はや半年が過ぎます。当院消化器内科では、重田先生が嵐を起こし、芳尾先生、菓子井先生は凪のように穏やかで、私はその波に揉まれつつ前進を図る日々です。さて、当院への赴任が決まり、まず憂鬱だった通勤距離ですが、途中に2件西松屋があるのでオムツの買い忘れには困らないし、その日の気分でお惣菜を買うスーパーを選べます。また、多少嫌なことがあっても帰宅するころにはまあいいかと切り替えられます。休日の回診はちょっとしたお出掛けを兼ね、回診後に行った台風直前の岩瀬浜は、1歳の娘には刺激的だったようで、いまだに「うみ、こわい」と思い出したかのように呟いています。
最後になりましたが、コロナ病棟の拡充や、ワクチン接種など、病院全体の業務が変化に富む中で、内視鏡室で検診や処置などスムーズに行えることを本当にありがたく感じております。


静岡県立静岡がんセンター (国内留学:2019~3年間)
島田 清太郎 先生
shimada

 静岡県立静岡がんセンターの内視鏡科レジデントの1年目です。静がんの内視鏡科には上部・下部消化管と胆膵の3つのグループがあり、そちらをローテーションして朝から晩まで検査・治療に携わり研鑽を積んでいます。こちらに来ると今まで体験できない信じられないことを多く経験できます。その中で小野先生と大阪国際がんセンターの上堂先生の前でESD前の精査内視鏡を行なったことが一番印象に残っています。また、小野先生は実はシャイであることなどカメラの向こう側で活躍されていた先生方の意外な一面を知ることができます。毎日課題をみつけてそれに向かい合うことや依頼原稿や論文執筆の業務を日本トップレベルの施設で行うことで、自分たちの世代の内視鏡診断・治療のトップランナーになれることは間違いありません。その代償に自分の時間はゼロいやマイナスくらいになります。その覚悟があれば内視鏡検査・治療に携わる仲間として一緒に働けることを楽しみにしていますので、よろしくお願いします。


東京大学医科学研究所 (国内留学:2019~4年間)
長田 巧平 先生
nagata

 医科研の研究生活はどうかというと、控えめに言っても非常に厳しい環境であります。背景知識がない状態のため、研究者にとって常識となるような事が全く分かっておらず試行錯誤の毎日です。当初は研究を開始するというスタート地点にすらたつことができませんでしたが、夏になり徐々に研究を始めることが出来ました。vivoはある蛋白を発現する遺伝子がStem cell由来の癌化を来すのではないかという研究をしています。Vitroでは、癌細胞と、iPS細胞で知られている初期化4因子とを組み合わせた研究を行っています。両研究共に、現時点では結果は出ておらず今後どうなるのか全くわかりません。今後具体的な結果報告ができるよう頑張ります。また、診療技術を維持するために、千曲総合病院で内視鏡診療も行っています(写真)。


兵庫医科大学 炎症性腸疾患内科 (国内留学:2020~2年間)
高嶋 祐介 先生
takashima

2020年4月より兵庫医科大学炎症性腸疾患センター 内科に国内留学させていただいております卒後9年目の高嶋です。兵庫医科大学病院は、炎症性腸疾患内科と炎症性腸疾患外科がそれぞれ独立して存在しており、関西だけにとどまらず、日本中からIBDの患者さんが集まってきております。IBD内科としては、外来・入院合わせ年間約2500人ほどの患者さんが来院されます。私は現在、チームで10人前後の入院患者さんを担当させていただき、日々診療にあたっています。月曜日は、小腸造影検査、火曜日、金曜日は、内視鏡検査を主に担当しております。毎週月曜日に内科カンファレンス及び外科との合同カンファレンスがあります。経過や内視鏡所見を説明し、早い時には、翌日に緊急手術をお願いすることもありました。
臨床研究としては、家族性地中海熱の原因であるMEFV遺伝子が関与して発症すると考えられているMEFV関連腸炎に関して、症例の集積及びデータ分析を行っています。また、潰瘍性大腸炎にウステキヌマブを投与した症例のデータ解析や簡易キットによるインフリキシマブやアダリムマブのトラフ値の濃度測定などを行っております。 兵庫医科大学は国内留学を数多受け入れてきた歴史もあり、楽しみながら充実した日々を過ごしております。このような素晴らしい環境での国内留学の機会を設けて頂き、安田教授、南條先生をはじめ富山大学及び兵庫医科大学の先生方に心より感謝申し上げます。引き続き富山の医療に少しでも貢献していけるように研鑽を重ねていきたいと思います。


虎の門病院 肝臓内科 (国内留学:2020年~2年間)
村石 望 先生
muraishi

今年度より虎の門病院肝臓内科にて研修させていただいております、村石望と申します。 虎の門病院肝臓内科では全国から学びに来ておられる優秀な先生方や秀才揃いのレジデントとともに日々、研鑽を積んでおります。 肝細胞癌などの肝疾患に対する治療戦略も 当院の外科をはじめ、他科の協力も得やすく、 挑戦的、先進的なアプローチで治療を行っており、他院では学べないことが多いです。やはりTACEなどのカテーテル手技や手法、治療戦略についての考え方には驚かされるところが多々あり、非常に面白いです。 虎の門病院の周囲には虎の門ヒルズなども聳え、お洒落な雰囲気があります。美味しいグルメ巡りもできますので、 コロナが収束した折に、都心にお越しの際にはぜひお声掛けください。


愛知県がんセンター 薬物療法部 (国内留学:2019年~)
松原 裕樹  先生
bara

 現在、愛知県がんセンター薬物療法部という部署に所属しております。対象疾患は呼吸器・造血器以外の全てですが、消化器癌が最も多く、頭頸部、原発不明、肉腫など様々です。病棟管理を中心に化学療法のマネージメントや、治験・臨床研究の仕組みを勉強しています。JCOGやGI-SCREENなどの会議に参加する機会も頂き、発展著しい時代に遅れを取らぬよう日々必死に生きております。昨今、臨床研究法や乱立しすぎた治験・臨床試験の影響もあり、昔に比べると治験・臨床試験の計画が難しくなってきたと言われています。本当に意味のある試験・実現可能な試験は何なのか、試験に必要な資金を得るには何が必要かなど、知見が大分広がりました。まだまだ後ろ向き研究から取り組んでいる段階ですが、成果を早く形にしていけるよう今後も精進して行きたいと思います。


新潟県厚生連糸魚川総合病院 
【2020年】中山 優吏佳 先生(関連病院研修)
nakayama

 2019年10月に糸魚川総合病院に赴任してから約1年が経過し、毎日充実した日々を過ごしております。当院は2020年2月に膵臓・胆道サテライトセンターが開設され、市外からの紹介もあり、検査数は増加傾向にあります。富山大学附属病院からは安田一朗教授に来ていただき、超音波内視鏡検査やERCPだけでなくEUS-HGSなどの処置も行なっております。当院の魅力はcommonな疾患から稀な疾患まで、様々な疾患を経験できることです。常勤の医師が少なく、すぐに専門科に相談できないこともありますが、他院から来られている先生方にご協力いただいているため、消化器内科だけでなく血液疾患の化学療法など、幅広い症例を主治医として経験することができています。また内視鏡スタッフをはじめとした看護師、薬剤師などそれぞれのメディカルスタッフの垣根を超えて気軽に相談しやすく、チームとしての連携が取りやすい点も魅力の一つだと思います。 糸魚川はショッピングモールやチェーン店などの飲食店はほとんどなく、不便に感じるところもありますが、病院から徒歩数分で綺麗な海岸に出ることができ、近くに山や温泉もあります。このような自然豊かな環境で畑仕事を生きがいにされている高齢者が多く、90代でも元気に一人暮らしをしている方も見受けられます。糸魚川総合病院は糸魚川で唯一の総合病院であり、このような方がたくさん受診されます。治療方針を決定する際に、超高齢者という年齢だけでなく、ADLや生活環境、一緒に暮らしている家族がサポートできるかどうかなど様々な要因をより一層考慮した上で一緒に相談していく必要があり、いろんな角度から患者を診ることの大切さを学ぶことができました。


新潟県厚生連上越総合病院 
【2020年】徳永 麻美 先生(関連病院研修)
mami

 当院消化器内科は富山大学と新潟大学からの混合チームとなっておりますが、医局の違いなど分け隔てなく和気藹々とした良い雰囲気の職場環境です。佐藤知巳先生は副院長でもありますが、とても気さくに話してくださいます。難しいERCPの時に助けていただいたりしています。合志先生は、事務的業務まで細やかに指導してくださる先生です。そして同門の鈴木庸弘先生は、患者さん・看護師・研修医と誰からも好かれる、どんなに忙しくても優しく相談にのってくださる人格者です。私は窮地に陥っているところを何度も助けていただいています。また、先生が付いてくださる時の手技の安心感は凄いです。初めての外病院勤務であり、多くの手技が初めてになるわけですが、惜しみなくチャンスを下さる先生方の指導のもと、果たしてきちんと成長できているか不安になりつつも日々挑戦させていただいております。今後ともご指導宜しくお願い致します。 病院の近くには飲食店だけでなく、イオン、家電量販店、ドラッグストアなどが充実しており、これ以上ないほど整った生活環境です。とても過ごしやすいなぁと感じております。今は上越総合病院で働く機会を得られて良かったと思っています。



【2021年】圓谷 俊貴 先生(関連病院研修)
enta

2021年4月より上越総合病院で赴任してから約半年が経過しました。初めての県外勤務となりましたが、充実した日々を過ごしております。当院の消化器内科は富山大学と新潟大学のハイブリット体制ですが、大変雰囲気の良い職場です。佐藤知巳先生は副院長をされておりお忙しいですが、EUSやERCPなど胆膵疾患の処置時にご指導いただいています。合志聡先生は病棟業務など細やかにご指導くださり、とても相談のしやすい存在です。同門の鈴木庸弘先生はESDをはじめ、消化器診療における幅広くの処置をこなしておられます。処置時には優しく見守ってくださり、大変心強いです。小島先生は後期研修1年目の先生ですが内視鏡処置も上手です。いつも症例の相談や雑談などをしています。当院では若手の医師にも積極的に処置に挑戦する機会を与えてくださり、自分でできる処置の範囲も広がってきています。まだまだ未熟では出来ないことも多くありますが、少しでも成長できるよう日々精進していきたいと思います。 生活面においても病院の近くに飲食店、スーパー、家電量販店、スポーツジムなど多数の施設があり快適に過ごせています。休日は回診も当番制となっており、大変働きやすい環境です。



高岡市民病院 
【2020年】村山 愛子 先生(関連病院研修)
aiko

4月から高岡市民病院で勤務しております、4年目の村山愛子と申します。 当院は高岡医療圏の急性期医療を担う地域中核病院であり、また感染指定病院でもあります。最近問題となっている新型コロナウイルスの対応のため発熱外来が設置され、各科で分担して診療しており、いつも以上に感染予防に努め緊張感のある日々を送っています。 消化器内科は、現在伊藤先生・中谷先生・大澤先生・蓮本先生・私の5人体制です。伊藤先生はERCPや肝臓関連の疾患について統括してくださり、最近は副院長・感染対策委員会としての仕事もありお忙しいですが、いつもエネルギッシュに仕事されています。中谷先生はIBDの症例・ESD・化学療法など幅広く診療されており、相談するといつも的確にご指導いただき、初めて自分でESDを完遂した時にはアイスを買ってお祝いしてくださいました。大澤先生はNST・緩和ケアなど様々な分野に携わっておられ、仏のように優しくついつい頼ってしまい申し訳ないなと思いながらも、いつも相談に乗ってくださいます。大学からは藤浪先生・南條先生・荒木先生が外勤に来てくださり、特に藤浪先生にはESDの症例を多数ご相談させていただいています。 まだまだ未熟者で分からないこと・できないことも多く落ち込む時もありますが、どの先生方も親身になって相談に乗ってくださり、熱心にご指導してくださいます。




関連病院紹介

富山県立中央病院 消化器内科
高木 宏明 先生 (2023年報告) 
県中

富山県立中央病院へ赴任し、3年目になりました。腫瘍内科への所属も今年で3年目になります。消化器癌のみではなく、他科で対応困難な腫瘍疾患も多く担当するようにな ってきました。その中でも昨年度は色々ありました。僕がこちらの病院へ赴任したとき、がん薬物療法専門医は小川先生と血液内科の先生の2 名でしたが昨年度に血液内科の 先生が異動され、がん薬物療法専門医は小川先生の1 名のみになりました。僕個人としてはこちらの腫瘍内科に異動したときに、がん薬物療法専門医をとることを目標としてい ましたが複雑な申請条件と試験なのでゆっくりとる予定でした。ただ、状況が変わったので早めに試験をうけることにして、何とか無事にがん薬物療法専門医をとることができまし た。がん薬物療法専門医をとれたことで、ようやく腫瘍内科医として自信をもって働けるようになったと思います。ちなみに富山県では8年ぶりの認定になります。また、厚生連にい た時からJDDWか臨床腫瘍学会総会でほぼ毎年発表はしていたのですが、全てポスター止まりでした。昨年度は大学の安藤先生から臨床腫瘍学会総会のご指導をいただき、臨 床腫瘍学会総会でMini-Oral英語発表の経験をさせていただきました。
話は変わりますが、当院は約30 名の研修医が在籍しております。当腫瘍内科にも下の写真のように研修医の先生が時々ローテートされます。腫瘍/消化器疾患・抗がん剤の知 識と当医局の溢れる魅力を日々お伝えしております。当直では毎回1-3 名の研修医が付いてくれるので、研修医の先生達とできる範囲内で診療+α のお話をしています。 何か当院への要望や情報があればお知らせください。すぐには無理でも時間をかけて医局への還元ができるように日々頑張っていきたいと思っております。



厚生連高岡病院 消化器内科
荒木 康宏 先生
ara

早いもので、医師17年目になりました荒木です。出身地である富山県の医療に貢献したく昨年16年ぶりに北陸の地に戻ってきました。久しぶりに北陸に住んでの印象は、昔より雨の日が少なくなったような気がするのですが、僕の気のせいでしょうか? 2021年4月からは厚生連高岡病院で勤務させていただいております。天気と同様晴れやかな気持ちで毎日仕事に出かけております。 厚生連高岡病院は、高岡市の中心部に位置し高岡市はもちろん、西は小矢部、南は砺波、北は氷見から来られる患者さまも多く、非常にたくさんの患者様が当院を頼って受診されます。 当病院の内科はさらに各分野に細分化させており(糖尿病・内分泌内科、腎臓・リウマチ内科、呼吸器内科、血液内科、循環器内科、感染症内科)と多岐にわたります。当直中に入院した患者さんは誤嚥性肺炎や脳梗塞などのコモンディデーズに至るまで、翌日には各専門科の医師が担当になるため消化器内科医は消化器疾患にのみ、全集中できます。 消化器内科は常勤医7人体制です。 父親のように深い懐でみんなを受け止めてくださり、また時折場を引き締めてみんなの士気を上げてくださる寺田先生、母親のように普段は優しく見守ってくださり、困った時には手を差し伸べてくださる國谷先生を中心に全員が一致団結して日々の診療に従事しています。 内視鏡処置としては、巨大な積み上げ総胆管結石に対するスパイグラス下のEHLや(スパイグラスのシステムが常時置いてあり、緊急時にも使用できます。)月に3~4回富山大学から来ていただいている藤浪先生に指導を受けながら難易度の高いESDを行ったり、当院で完結できる医療の提供を目指しております。 週1回で行われる病棟患者様の治療方針を決めるカンファレンスでは、内視鏡ナースや薬剤師も参加し、情報共有し医療の質の向上につなげています。 近いから受診するのではなく、遠いところからでも医療の質を期待して選んで受診してもらえるような消化器内科を目指して日々、猪突猛進中です。


消化器内科
塚田 健一郎 先生
tsuka

自分は厚生連に戻りかれこれ6年くらい経ちました。一箇所の病院に留まっている最長記録です。まあ、今後のことは分かりませんが。 厚生連の消化器内科について現状常勤は7人です。3月までおられた中嶋先生と村石先生が異動され、新しく木田先生と重田先生が赴任されました。村石先生は東京に行くことになり、色々心配はつきませんが、まあ彼ならばどこででも上手く生きているのではないかと思います。 その新しく赴任された2人の先生のおかげで、現在胆膵の検査・処置(ERCP・ステントなど)や、EUS-FNAの件数が爆上がりとなっています。特に木田先生の技術は凄いですし、その技術に刺激を受けて重田先生には良い勉強になっているのではないかと思います。自分はといえば、小川先生が県中に異動されたため、それまで小川先生が担っておられた化学療法を主体に行う事になり、てんやわんやな日々を送っています。相変わらず分からないことが多いので、聞きまくっている次第です(すみません・・)。特に今年の4月からは内視鏡を触ることすら相当少なくなってしまい、毎回救急で吐血やら下血やらの緊急内視鏡が出来るのだろうかと心配している今日この頃です。



飛騨市民病院 内科
工藤 浩 先生 (2023年)
kengo

当院の近況について報告させていただきます。今年度も多くの研修医(今年は44 名)が地域実習に来る教育病院として、昨年度より始めた病棟2 チーム制(指導医、専攻医、研 修医)も順調に定着し、朝、夕1日2 回のチームカンファを開始するなど、指導体制が少しずつ形になってきたことを実感しています。あとは常勤医が増えればよいのですが…。 個人的なこととしては、昨年11 月にようやくライフワークとしている完全側臥位法の論文が publish( Intern Med. 2022; 61(22): 3335-3341)されました。この論文が完全側臥位法 が世界に広がる一助になることを期待しつつ、「誤嚥性肺炎ゼロの飛騨」を目指して地道な 活動を継続中です。 大学病院の先生方にはいつもお世話になっていますが、今年度は渡辺教授が赴任され、早速UCの患者さんについてもきめ細かいご指導いただきありがとうございました。 今後とも先生方にはご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、ご指導、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。



南砺市民病院 消化器内科
河合 健吾 先生 (2023年)
南砺

新型コロナウイルス感染症が5類となり、ようやく屋外の団体行事が公に可能と認められ、市主催の市民運動体育大会に病院で有志のチーム(計15人程)を作って出場すること になったようです。しかし今回一部の競技種目(100mx4リレーと100m 走、3000m 走)のメンバーが足りないから是非にと自分がお誘いを受けました。正直なところ実際に競技を 行うとなると野球とバスケ以外は全く門外漢だし、そもそもアラフィフの俺にリレー種目で声がかかるのは人選ミスだろうと思い最初はお断りしていましたが、まあ小さい頃は走る の得意な方だったし短距離だけなら楽勝か、とも考え、最終的には短距離だけ出ることになりました(清水院長も60代の部で是非!とお誘いしましたが即刻断られました。まんざ らでも無さそうな感じでしたが・・)。 ”まあ14 秒は切れるだろう”とか周りに大口をたたいて、全くのノー練習で本番を迎えました。約30 年ぶりに足を踏み入れた陸上競技場のトラックで他の走者がすべてクラウチン グスタートを行う中、自分だけ野球の盗塁スタイルで臨み、でも本当にいいスタートダッシュが切れて、50m を超えるあたりまでは7 人中2 位と誠にいい感じでしたが、60m を超え たあたりで突然太ももが上がらなくなって(気持ちはいける!という感じでしたが)、直後に前のめりに転んでしまいました。軽く200 人は超えていたであろう観衆の皆さんから、あー (やっちゃったよ大丈夫かなーあのお父さん)という感じの憐みのため息を頂戴したあと最下位でゴールとなりました。 その後の100mx4リレーは軽く流す程度にしか走れませんでした。 というわけで、なんかすごく悔し恥ずかしかったので、今年からスプリントトレーニングと筋トレを開始しました。来年はいい走りができるよう頑張ります。